ぼっちママは猫が好き

主に猫のことや日常の出来事をマンガで描いています。最近はNNN(にゃんにゃんネットワーク)シリーズばかり描いてます。

母校の英断に感動しました!!

私の町内会は、回覧の中に時々中学校や小学校のプリントが

入って来るのですが、今回それを見て感激したことがありました。

 

今年度から学校がかわります

という書き出しで始まったその内容の中に、

・授業道具は原則学校保管

・部活動の活動内容の見直し

・学校の電話対応の時間の制限

・家庭訪問は学校での二者懇談に

という項目があったのです。

 

重たいカバンを少しでも軽くするために、教科書をはじめとする

授業道具は教室保管とすること、子供の健康面を配慮し、部活動は

平日2時間、休日3時間とし、5日に1日休養日を設けること、

教師の超過勤務の常態化を是正するため、教職員の電話対応に

時間制限を設けること、家庭訪問は学校での二者面談とすること

などが書いてありました。

 

校長先生、すばらしい!!

ナイス決断です・・・!!(涙)

 

思えば当時、毎日重い通学カバンを背負って

登校するぼんの姿に、いつも心を痛めていました。

12~3㎏あるカバンに更にジャージや柔道着の入ったバッグを

持っていくのです。

小学校を卒業して間もない子供があんな荷物を背負って、毎日

30分も歩いて、背骨の成長に影響はないのだろうか?

 

 更に朝7時半に家を出て、帰ってくるのは夜7時。

部活は土日も休みがなく、ぼんは毎日疲れた顔をしていました。

疲れているのは先生方も同様で、イライラしている様子も見られ、

先生自身が業務をこなせていないようでした。

生徒思いのいい先生ほど遅くまで残って頑張っているように

見受けられました。

人間疲れたらパフォーマンスも落ちるし、教えるほうも教わるほうも

いいことなんて何一つないのに、当たり前のように生徒も先生たちも

過酷な勤務状況に身を置いて、毎日消耗していました。

 

結局在学中は何も変わらず、辛い中学生活を送ったぼんは、

無理をすることの無意味さと、休養の大切さを知って、

その後の人生に生かしているわけですが、

(休養しすぎじゃね?と思うこともしばしば・・・)

「先生にだけはなりたくない」

といつも言っていました。

それを聞いて、教師としての仕事内容そのものよりも、

その労働環境に絶望してその道を選択肢から外さなきゃいけないなんて、

こんな状態は絶対間違ってると思っていました。

(ぼんはもともと教師志望だったわけではありませんが、

生徒会として先生たちを間近にみていたからこそ、こんな

言葉が出たんだと思います)

 

この国の政治と同じで、間違ってるとわかってるのに誰も何も

変えられないんだなあ、となんとなく絶望していました。

 

そんなことも忘れた今、ふと目にしたプリント。

 

こうやって少しずつ、改革というものは進んでいくのでしょう。

身近なことから、ゆっくりと。

ぼんが学校に行ってる間はどれだけ訴えても何も変わらなかったけど、

今こうして、ようやく変化が訪れた。

 

世間を見ても「どうしてこんな馬鹿馬鹿しい状態が続いているんだろう」

と思うことがいっぱいあるけれど、これもいずれ変わっていくの

でしょうか。

 

ちょっとだけ希望の光が差した気がしたのでした。

f:id:mgpoponta:20190506202243g:plain